さくら色のバスに乗って（初音ミクオリジナル）ver.2

すでに１度投稿したものに、調声を進め、若干テンポアップしてみました。よろしくお願いします。

～歌詞～

（前奏）

今年のさくらは、例年より早く
満開のときを過ぎた
新聞でふと、目に留まった記事
「２３系統のバス廃止になります」

あなた今でも、覚えているでしょ
高校時代に毎朝乗った
さくら並木の道を通る路線の
さくら色に塗られたバス

おんなじバスに乗って
おんなじ景色を見てた
あなたが乗って、二つ目の
バス停からわたしが乗った

おんなじバスに乗って
おんなじ夢を見ていた
もうこれからは、乗ることのできない
さくら色のバスに乗って

おんなじ高校の同学年
クラスはずっと違ったけれど
毎朝いつも、おんなじバスに乗るうちに
自然と近づいていった

わたしは吹奏楽、あなたはバスケ
放課後も土日も、練習があって
３年になったら、受験勉強
なかなかデートもできず

おんなじバスに乗って
おんなじ景色を見てた
バスの中で過ごす、毎朝の１５分が
いっしょに過ごせる時間（とき）

おんなじバスに乗って
おんなじ道を通った
さくら並木を通る、たったひとつの路線の
さくら色のバスに乗って

（間奏）

あなたは都会の大学へ
わたしは地元の大学へ
「夏休みにはいっぱい、一緒に過ごそうね」
そう約束したはずなのに

夏休みになるよりも前に
あなたにはあなたの、わたしにはわたしの
それぞれに、大事な恋人（ひと）が
できていた

３月末廃止の２日前
ひとりで乗りに行った
さくら並木にさしかかったら
いつか見たのと、おんなじ景色

それは３年生の始業式の日
４月の初めのこと
降りしきる花吹雪に
あなたも、わたしも、バスも
すべてが、すべてが
さくら色に染まった

おんなじバスに乗って
おんなじ景色を見てた
バスが揺れると、わざとよろめいて
あなたにしがみついた

おんなじバスに乗って
おんなじ未来を見てた

もうこれからは乗ることのできない
さくら色のバスに乗って

二人が過ごした、愛おしい時間（とき）
さくら色のバスに乗って

さくら色のバスに乗って

（後奏）