ここは僕だけが知る
一つの檻と鏡があるだけの廃墟
一羽の小鳥の悲しげな鳴き声が響く
檻の前にある大きな鏡
映し出されるのは
小鳥ではない美しい少女
少女の悲しげな泣き声が響く
小鳥と同じ少女

もう記憶から消えた遠い昔の事

君が幸福というベールに包まれて
僕の前を去る時
僕は孤独に耐えられず
君の細い足首に
足枷をはめてしまった
君の咽びを背中越しに聞きながら
僕の中ではかすかに
喜びが花を咲かせた

愚かな僕は
君の幸せを犠牲に
苦しみを手に入れてしまった事を
君の口から言葉が消えるまで
気づかずに君に笑顔を向けた

決して取り戻すことの出来ない君の笑顔
僕はそれを
君の嗚咽を聞きながら必死に
一瞬でもいいからと
裸足で追い続けた
しかし求めた幸せは
既に音をたてて崩れ去り
後を絶たない後悔と
君の凍てついた涙が
僕の足に突き刺さる

君の笑顔が見られないのなら
もう一度
一瞬訪れた孤独な日々に戻ろう

君の幸せを願おう

捕らわれていた小鳥の翼を
檻から解き放つように
君の足枷を外したなら
君はもう一度…

何時までも僕に笑顔を見せてくれますか?
僕をその澄んだ瞳に映し出してくれますか?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

廃墟

なんか色々な動画を見ていたら描きたくなりました。
少し切ない感じが出せたらいいなと。

閲覧数:65

投稿日:2009/02/24 01:57:04

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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