街灯の白い光 雲間に覗く月
帰り道立ち止まって 閉じた瞼の裏には
振り返り 笑う子供の僕

いつか夢に見た 大人の自分
そこにいたはずの 理想と憧れ
そんな落書き綴ったページ

未来地図 色とりどりで
輝きにあふれたものだったのに

挫折を知って 諦めた想い
積もってく後悔を 黒く塗りつぶし捨てた

ただ僕は年を重ね 月日を浪費した
薄れてく 濁っていく 心のインク掠れて
気が付けば 書くのをやめていた

怖くなっていた 誰かの視線
『夢を見ることは もうできないから』
それは誰でもない僕の声

未来地図 埃被った
ただ今も確かにここにあるはず

今手を伸ばし 表紙を開いた
破かれた夢跡(ゆめあと)と まだ待っていた明日

震える手で鉛筆をとった
えがけるのは黒、それだけ

それでいい それでいいんだ
たくさんの過去が混ざりあった色
モノクロだけど また書いていける
未来地図 抱きしめて ふと差し込んだ光

真っ白なページ前に 頭を悩ませる
何を書こう どんな夢も間違いじゃない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

未来地図(歌詞応募)

ryota01様の楽曲(https://piapro.jp/t/cskR)への応募作です。
子供の頃は将来の夢がたくさんあって、自分は何にでもなれるような気がしていたように思います。
その夢を一つずつ諦めて大人になって、あの頃ほど自由な想像はできなくなってしまったけど、未来に希望を持って生きていきたい…というような気持ちで書いてみました。

※多少の字余りがあります。また「っ」も基本的に一音として数えています。

閲覧数:190

投稿日:2019/04/22 18:27:06

文字数:445文字

カテゴリ:歌詞

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