彷徨っていた痛みを手に捕まえて
息吹を与えて弄んで枷としている
論理を超えて交わる熱の呼び名を
何としようか、何としようが今は
どうせ解らないだろうから良いか
薄くて甘くて飲み心地が良いなら
さあ諧謔的で冒涜的な品評会を今
二人で始めてみようか、だなんて
閉め切った部屋の明かりを消して
月並みな言葉をかけてあげるから
偶には救われてみてくれませんか
排外的で頽廃的な感情が刃だった
形を成した、私を成してくれた、
そう云って離せないままでいたい
薄めた言葉で以て呼吸を繋いでる
ごめんね、正しくない事を知った
私の名前は完全文学少女だからさ
浅い情動で君を欺く声を震わせて

錆びついた針ばかり喉を埋めては
悲劇を綴った言葉でさえ色を失う
陳腐になった乾きを愛と呼ぶのは
安易だろうか、安易だろうが君は
どうせ厭わないだろうから良いや
苦くて痛いのはシナリオの通りに
絡み付く手の感触を頼りに私達は
昇華していく、少女性を贄として
侮蔑も全て受け止めてあげるから
救われないことに意味を見出して
暴力的に狂信的に心臓を苛むんだ
形を成した、罪を犯してくれた、
そう云って壊せないままでいたい
掠れた悲鳴の様に虚言を弄してる
ごめんね、多分戻っては来ないよ
私の記した完全文学が終わる前に
軽い衝動で君を貫く声を響かせて

彷徨っていた痛みを手に捕まえて
息吹を与えて徒に噛み砕いている
ジュブナイルであることで幸福を
享受しようか、享受できるのなら
それでも良いかと云えるのだろう
レトリックに穢された言葉で刻む

形を成した、私を成してくれた、
そう云って何時までも抱き締めて
歪な慈愛が満ちて呼吸を塞ぐまで
ごめんね、正しくなくても続くよ
私の名前は完全文学少女だからさ
甘い情動で君を覆す様に囁いてる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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完全文学少女 歌詞

完全文学少女( https://www.nicovideo.jp/watch/sm37870530 )の歌詞です。

閲覧数:3,540

投稿日:2020/12/01 22:14:00

文字数:754文字

カテゴリ:歌詞

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