剥がれ落ちた願いは
粉々に砕かれて
月の海
凪いだ水面に紡がれてくような
蜃気楼


聴こえてる 君の鼓動
早過ぎた花揺らすPale color
愚かな亡者(ひと)たちの幻想が
思考を歪ませてる

碧く澄んだ小さな惑星(ほし)に
生まれてきたその意味を知りたくなった
穢された大地を潤す雨 酷く冷たい

声を上げれば叶う気がして
汚れたナイフを握り締めてた
この世界が在り続けるように
私は今日も祈る


噛み痕をつけた指先が
夢を見る ステージの真ん中で
誰かを傷付ける権利など
持たない 誰一人

笑い声が耳を掠めていく
戯れに飛び立つ蝶が羽広げて

剥がれ落ちた願いを 月の
海へと届けて 紡いでいくの
この想いが消えないように
誓いを胸に灯す


声の限りに叫んだならば
哀しい物語(はなし)は終わるでしょうか
この世界が在り続けるように
私は今日も祈る

私は今日も生きる


◇◆◇◆◇ かな ◆◇◆◇◆

はがれ(おち)たねがいは
こなごな(にく)だかれて
つきのうみ
ないだみなもに つむがれてく(よう)な
しんき(ろう)


きこえてる きみの こどう
はやすぎた はなゆらす(ペー)ルカラー
おろかな ひとたちのげんそうが
しこうを ゆがませてる

あおく すんだ ちいさなほしで
うまれ てきた そのいみをしりたくなった
けがされただいちをうるおすあめ ひどく つめたい

こえをあ(げれ)ば かなうきがして
よごれた ナイフを にぎりしめてた
このせ(かい)が あり(つづ)(ける)(よう)に
わたしは きょうも いのる


かみあとを つけた ゆびさきが
ゆめをみる ステージのまんなかで
だれかを きずつけるけんりなど
もたない だれひとり

わらいごえが みみをかすめていく
たわむれにとびたつ ちょうがはねひろげて

はがれおちた ねがいをつきの
うみへと とどけて つむいでいくの
こ(のお)もいが きえない(よう)に
ちかいを むねに ともす

こえのか(ぎり)に さけんだならば
かなしい はなしは おわるでしょうか
このせ(かい)が あり(つづ)(ける)(よう)に
わたしは きょうも いのる

わたしは きょうも いきる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【応募用】prima

今日も祈る。


********************

■( )は一音で数えているところです。
あくまでも作詞をしたときのイメージです。

歌詞の改変等はご相談ください。

こちらの曲に応募中です。
https://piapro.jp/t/JgTQ


2024.04.25
歌詞の説明を求められていることに気づいたので、今更と思いつつ説明を(。>ㅅ<)⡱

歌詞を書きはじめたときは、戦争でたいせつな人を傷つけられた女性が気丈にも泣くのを堪えながらステージに立っているのをイメージしていました。
でも、戦争に限らず理不尽に傷つけられることって学校や職場でも日常的にあるよなぁと思ったので、そこは聴く人の想像に任せられるように、具体的な描写はしていません。
心理描写が少なめなのも、情景描写から受け取る心情が、思い浮かべた「私」の立ち位置によって違ってくるんじゃないかと思ったからです。
歌詞として創られた物語の中の「私」に感情移入するのはもちろんですが、それぞれが「私」としてその物語の中に存在してもらえたら嬉しいなと思っています。

閲覧数:181

投稿日:2024/04/09 22:24:39

文字数:931文字

カテゴリ:歌詞

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