鯨彗星_off_vocal_BPM138

ふゆ＠モルスァッー！！！

未マスタリング音源

「鯨彗星」

落ちる彗星の寝言が開き
ずれた時間の街を
眠る度に行き来して

夜の一面を好きな絵の具で
端と端まで明るくして
千年後の虚空の袖へ

徒然なるまま立ち尽くして
秘密の空き地で深呼吸を

踊る鴉の群れが
跳ねる電線の上を
祈祷を済ませた燕子花
彼は誰時に

暁の残骸と種を
とこしへに泳がせて
ゆさはりが揺れている

落ちる彗星の寝言が開き
ずれた時間の街を
眠る度に行き来して

夜の一面を好きな絵の具で
端と端まで明るくして
千年後の虚空の袖へ

通り過ぎる鯨の声
空の底が割れる頃に
祭りの火は巡礼する
幻燈を歩く
彼岸の湿原を越えて
お迎えは目が覚めるまで

目が覚めるまで