ああ、この恋やあなたの嘘のような
毒を飲むことに慣れてしまったの。
アルコールやロックンロールなんかでは
薄めることも壊すこともできないまま
甘さを知って、苦さに酔いたがる。
隠し持ったのは、世界の終わりの合図
そんな都合がいいわけもない。
二人を繋いで同時に遠ざけた
電気製の喧騒を呪って
ああ、この恋もあなたの空想に似て
捨てることもできず腐らせていくのね。
「なあ、思い出をくれよ。減るもんじゃないだろ?」
わたしの分まで持って消えてしまうくせに。
間違っていたのは、どちらでもないのに
許してほしいと願わないで。
下り坂に咲いた告別のソナタも
街の夜に溶かされていくの。
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