キラキラのグラスに閉じ込める
プリプリのナタデココたくさん
オレンジ色もムラサキ色も
スパークリングシュワシュワ

予定通りのことならなんでもない
トラブルはいつだって定形外
いつもの思考も脱線すれば役立たず
車掌さんは今日もてんやわんや

グラスの壁で光って浮かんでいく
炭酸の泡みたいに不安は生まれてく
オレンジ色は酸っぱくて
ムラサキ色はドロドロして

最初から勘違いだったって今更
どうしたって消せない今までを
何度も何度も繰り返し再生
見たくないのに見続ける拷問


ツルツルのボウルに取り分ける
コロコロのスイカもキウイも全部
まっかっかもキミドリ色も
スパークリングシュワシュワ

規定通りのことならドンとこい
アクシデントは必ず想定外
毎度の利口もルート外れりゃ迷子
お巡りさんは今日も忙しい

ボウルの底から浮かんで弾けてく
炭酸の泡みたいに不安は止めどない
まっかっかは青臭くて
キミドリ色は少し痺れる

何もかも知らなかったって今更
何したって変わらないここまで
幾度も幾度もループで再生
顔を覆っても隙間から見えてる


思い浮かべては頭を抱えて唸り声
全身がむず痒い耐えられない
どうしようもないってわかってるのに
どうでもいい事って知ってるのに

慰められたって励まされたって
二度と消えないこびりつく泡
消えては生まれ弾けては生まれ
少し動かす度にシュワワと増える

誰かの評価も相手の記憶も関係無い
私の記憶と思い込みだけの話
いつか笑えるその日まで悶えていよう
いつか忘れるその日まで喚いていよう


色々と気付かなかったって今更
忘れたフリも意味無いそれまで
今度も今度もエンドレス無限
耳を塞いでも全身に響いてる


どうにかしてよトロピカルな不安
強炭酸に突き落とされて酸っぱい
泡になって溶けたら良いのにって
泡だらけじゃ上も下もわからない

気が抜けるまで待つしかないかな
いっそ誰かが飲み干して欲しい
喉のピリピリには少し注意
味の保証は出来ないけれど


グラスの壁で光って浮かんでいく
炭酸の泡みたいに不安は生まれてく

ボウルの底から浮かんで弾けてく
炭酸の泡みたいに不安は止めどない


全身蝕むトロピカルな不安感
今もまだ終わらない思い出す
弾けた泡に紛れて悲鳴が聞こえたら
きっと私の断末魔かも

そんなわけないけどさ