『アメの灯のウタ』


ユラユラと降ります
シトシトと響きます
アメがフるフる
アメがフる
仄かにやんわり混じるよう
溶けるように滲みます
甘い香りの灯が流れていきます
そこから零れて弾かれたのはアメでした
それを猫が掬い舐めます
小さく一鳴きして通りを去って行きました
甘い香りが立ち籠めて
霧のように広がります
蛍のように灯は散らばって
辺りは幻想的な世界へと変わり映え
アメ音はウタに変わります
深々と深々と
この世界へと渡っていきます
貴方はどんな世界がお望みですか
さぁ試しに
その灯を一つ摘んで
そしてその灯の雫を一舐めて
そのウタに耳を澄ませて御覧なさいな
貴方の中にアメがフる
共鳴してるのがお解りかしら
誰しも中に一つは飼っているものなのですよ
このアメと似て非なる流れを
その深愛なる慟哭にも似た揺るぎを
アメがフるフる
アメがフる
さぁ貴方のアメとこのアメの
灯のウタを頼りに
震えに震える灰色にこの身を任せて
深く沈んでいきましょう
透明な闇の奥底に
そこはアメの灯のウタの溢れる世界
全てが淡く光り微笑んで
大切な者を掻き抱く
甘いアメの香りに誘われて
無数の中からたった一つの灯を掴む
新たなウタを紡がん為に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『アメの灯のウタ』

とある日、夜に雨が降ってましたからねぇ
そのイメージですかねぇ
タイトルがポーンと浮かんだので即興してみたのがコレ

自分で打っててこれ、すんごいイメージが出来たんですが
これで一つ別に話し作れちゃいます
ちなみに雨と飴をかけた様な感じです
ウタは唄でも詩でも歌でも謳でもどのニュアンスでもOKです
ウタ=言葉みたいなものですかね
灯はそのまま蛍なイメージ
これはちょっと打ってて楽しかったですよ、途中迷ったりしましたが
最近30分から1時間半かけて仕上げるのが多い

閲覧数:41

投稿日:2011/10/02 21:48:56

文字数:557文字

カテゴリ:歌詞

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