ねえ、お母さん貴方は誰を見ているの?

一つ二つ 瞳を閉じて 三つ四つ 口ずさんでは
五つ六つ 叶わぬ想い なおさら 焦がれてゆく

幼いころ私は貴方の手に引かれてここに来た。
貴方はとてもやさしかった。恐ろしいほどやさしい目で私を見ていた。

けれど私は知っていたんだ。
貴方は決して私のことを見ていない。
貴方が見ているのは他の誰か。
きっとこの鞠から香るにおいの娘。
貴方は私じゃなくて私に似たその娘を見ているんでしょ?


私は、僕ではなくて私を演じ続けた。けれど・・・
体の成長は止めることはできない 掠れる声をごまかすこともできない

お母さんは相変わらず恐ろしいほどやさしい目で私を見ている。
もうすぐ貴方に愛される日も終わる。
だから、貴方に愛されているうちに僕は聞きたいことがあるんだ

僕は口に紅を引き、貴方の前で微笑みをつくる
「ねえ、お母さん僕は誰? 僕の名前はなんていうの?」


       「        」


ねえ、お母さん貴方は誰を見ているの?
一つ二つ 瞳を閉じて 三つ四つ 口ずさんでは
五つ六つ 叶わぬ想い なおさら 焦がれてゆく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

手鞠唄

書かせてもらいました
素敵な裏設定に惹かれてしまい・・・
一部歌詞より引用させていただきました
最近歌詞ばっかり書いていたので小説に慣れてないです・・・乱文失礼しました
手鞠唄→http://piapro.jp/content/yts2nz5ytf8v6l4j

閲覧数:395

投稿日:2010/05/05 22:15:48

文字数:488文字

カテゴリ:小説

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  • ayuciki@マーメイドP

    ayuciki@マーメイドP

    ご意見・ご感想

    まさかの!!!><
    ありがとうございます!!自分の作品がこんな風に使っていただけるだなんて、
    すごく嬉しいです^-^
    絵も描けて、文章もうまいとか・・・何事っ!!!?@@;
    本当にありがとうございました!
    あびるさんの次の作品も期待しております☆

    2010/05/06 17:38:04

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