●簡単性格設定
カイト…おバカ、ヘタレ
アカイト…ヘタレが残る俺様
帯人…ヤンデレ、マスコン

●力関係
帯人>アカイト>カイト

―――――――――――――
「男に好かれても嬉しくない!」

そう言ったのは俺達のマスターです。
俺達のマスターは男前でそれでいて少し意地悪です。
俺が恥ずかしいの我慢して、

「マスター!俺、マスターのこと尊敬してます!大好きです!」

って言ったのに、

「………うえぇ」

すっごく嫌そうな顔をされました…。
アカイトのときもそうです。
なのに…。なのに帯人のときときたら…!

「マスター。僕、マスターのこと好きです。できるなら一生そばにいて、一生マスターのために歌いたいです」
「そうか。俺も帯人が好きだぜ。これからも手放す気はない。だから俺だけのために歌え」

態度が180°違うッ!
これはおかしい!そう思ってアカイトと抗議しに行きました。

「マスター!これは明らかに酷いですよ!」
「何でいっつも帯人ばっか可愛がるんだよ!俺らもマスターのボーカロイドだろ!」
「あぁ、一応な」
「「一応って!」」
「大体お前達は勘違いしている」
「……勘違い、ですか?」
「帯人は可愛い」
「………それだけですか?!」
「理由になってねぇよ!」
「あー、うるせぇなぁ。猿轡つけるぞ」
「い、嫌ですけど今回は黙ってれません!」
「おうよ!今日はとことん攻めるぜ!」
「……。カイト、アイスより俺を愛しているか?」
「そ、それは…。……愛して、ます…」
「アカイト、俺のためなら辛いものを断食できるか?」
「…らくしょー……だと思う…」
「因みに帯人は即答した。これがお前らとの違いだ!帯人は俺に従順な犬…じゃなくて従順な子なんだ!そんな子を可愛がって何が悪い!アイスも辛いものも捨てられねぇなら一回アンインストールして女に生まれ変わってこい!ま、どうなったとしてもイジメ続けるけどな。帯人ー、買い物行くぞー」

「……あんまりだ!」
「サーティワンより好きなのに…!」

だけどその日は俺の大好きなダッツを買ってきてくれました。
……食べたのはマスターだけど…。
(アカイトには何もなし)

「ずるいよね、二人とも…」
「「帯人?!」」
「僕だってマスターにイジメられたいのに二人だけなんて…ずるい」
「いやいや、それは贅沢だろ!」
「そうだよ。俺好きでイジメられてるわけじゃないのに…」
「次イジメられたらどうなるか解るよね?マスターを独占していいのは僕だけなんだからね」
「「…」」

*****
マスター喋りすぎでしょう!
帯人の独占っぷりが好きです。
もっとヤンデレ具合を出したかったけど、難しかった。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【亜種注意】ある家のボカロたち03【KAITO】

KAITO亜種達と男前マスターのお話

閲覧数:439

投稿日:2010/01/29 23:57:04

文字数:1,121文字

カテゴリ:小説

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