ふわり着陸は落ち葉みたいなスローモー
春風を気取ってもごまかせない湿り気は
誰かの別れの雫を取り込んで離さない
正直に言わなくたって良いのに真面目だな

どこかに遊びに行くふりをして逃げて泣いた
走っても転んでも痛みは消えていかない
更新されていくのはいつも背表紙だけだね
からかおうとしてるのわかってて追いかけて

器用で不器用でとんでもなく卑怯者で
私は何も知らない顔で笑い続けてたんだ
時間のせいにして君のせいにして
引き千切った君の真心に呪われていよう


ゆらり上陸は花弁みたいなスローリー
北風を気取ってもごまかせない匂いだな
どこかの変化を滲みを抱きとめて離れない
実直な物言いだってそんなのキレイだな

誰かに会いに行くふりをして避けて泣いた
落としてもこぼしても苦さは消えていかない
完成されていくのをいつも見逃しているね
伝えようとしてるのわかってて遮って

素顔な仮面してとてつもなく無礼者で
私を誰か知らない君に笑い続けてたんだ
世間のせいにして君をキーにして
溶きほぐした君の心根に躊躇っていよう


気持ちの中にずっといるねお家賃ください
居着いて離れずでも心地よくて折れてしまう
悪魔みたいに朗らかで魔法みたいな嘘ついて
「それを決めたのは私だ」って呪文を唱えた

ゆっくり落ちていくのにこんなにも痛い痛い
後悔も無念さも全部丸呑みして呼吸がやばい
裁かれるべきは毛細血管みたいな欲望のシワ
内出血とアザだらけで私が誰かわからない


器用で不器用でとんでもなく卑怯者で
私は何も知らない顔で笑い続けてたんだ
時間のせいにして君のせいにして
引き千切った君の真心に呪われていよう

何もしないままでいることは即ち
史上最大の刑罰に匹敵するんだ

あのときの私にすら
「手遅れだ」としか言えないのに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

不時着ぺなるてぃ

閲覧数:13

投稿日:2024/04/27 23:52:26

文字数:763文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました