※この作品は完全オリジナルです
登場するキャラ 街並みは現実には存在しません
気が向いたら適当に書き足します。



0話 『雨の中で』

地上30㍍から眺めると眼下には見慣れた街並みが広がっていた。
先程から降り出した雨のせいか、学生達は傘を差さずに雨の中を駆け抜けていく。
無理もない、さっきまで雲一つない晴天だったのだから。
私のように傘を持つ者の方が少ない。
?「優(ユウ)…」
誰かが私の名前を呼ぶ
振り返れば細身でなで肩長身の考真(コウマ)が立っていた。
黒く癖のない髪に上フレームのない赤色眼鏡それ以外は特に特徴もない普通の男に見える。
考「急にいなくなるから皆が探してたぞ。戻ろう。」
優「悪い悪い、久々の買い物に疲れたから空気を吸いにちょっとな」
考「空気を吸うのにこんな所にまで来る必要あるか?」
優「あはは~」
考真は一瞬呆れたような、馬鹿にしたような表情を見せ、私に背中を向け、近場のビルに降下していった。
私もそれに続き降下して行き、屋上に着いたと同時に背中に出していた白い翼を服の中にしまい込んだ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

※まだ題名はない

閲覧数:19

投稿日:2011/10/05 16:11:54

文字数:463文字

カテゴリ:小説

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