不幸ではないわ帰る家がある
ましてや絶望などとは言えない
踏み外すための道すら無いから
痺れた両脚にも価値はある

300メートル四方の雪原
真ん中で一人 私を埋(うず)めて
潜む枯木立 肌を撲(う)つは針
世界から独り 申し分ないわ

今だけは誰も誰も知らないの
ねぇだから

灰空よ灰空よ
とめどなく落とされる心無い暴力の所為にしてもいい?
灰空よ灰空よ
韻律に恭順な色の無い狂気の所為にしてもいいでしょう?



失(な)くすには未熟 厭うには老獪
昵(な)れるには奇矯 傑(まさ)るには凡庸

気紛れに呼吸(いき)を許す采配と
無作為に鎖される視界に安堵

出来るなら丸く丸く抜き取って
ねぇだから
そう、だからさ

灰空よ灰空よ
とめどなく落とされる心無い暴力の所為にしてもいい?
灰空よ灰空よ
韻律に恭順な色の無い狂気の所為にしてもいいでしょう?

灰空よ灰空よ
灰空よ灰空よ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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灰空

冬の歌詞です

閲覧数:769

投稿日:2020/05/21 20:50:52

文字数:394文字

カテゴリ:歌詞

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