最後のアブサン

Kyohei Sanbayashi

夜毎に杯を重ねるのも、最後の一つの闘争とすれば、
今宵は余りにも切ない。
もっと、綺麗に、作りたかった。

【歌詞】

赤紫色の夕映えに　譜面捩れて舞い上がる
追走さえ失った人だから　そろそろ九連アガって良いですか？

綺麗…とても綺麗　そんなこと
希望ひとつ　願いひとつ　繋がることなかった

夜へのハイウェイさえ短くて
緑色の目眩さえも慣れて今更云々
届かぬ胸の想い溶かしても
「今更何も救えないね」と私を見下ろす

綺麗…とても綺麗　手を伸ばす
ひとつミドリ　最後ミドリ　残したものなかった

堕天使それでもいい
繰り返す
夜毎ゆらり…　踊るゆらり…
羽根が消え去る時まで

堕ちてく刹那切なく
一つだけ望む
この気持ちが嘘じゃないと
どうか届いて…