どこか自分は特別と思い込んでた
なにか人より飛び抜けたモノがあるんじゃないかって
ところが振って揺らしても音一つない
白と黒ならバツグンに白と言い切れるだろう

急いで引っ張り出した　極彩色の絵の具は
使う度に嫌いになっていく
欲しい色と何かが違ってる

ないものねだりの　駄々をこねる大きな子供
あれがほしい　これがほしい　動き出そうともせず
狼青年　嘘を吹いて見せ掛けばかり
あれができる　これができる　積もりだした後悔



いつか自分は脚光を浴びるものだと
いつも根拠も宛もない自信に満ち溢れていた
ところが一、二、三からもう続かなくなって
地団太踏んで投げ捨てた色んなモノが恋しい

昔のアルバム見つめ　時間旅行で迷っては
もしも話ばかりを盛り上げて
現実との差異が軋んでいる

ゆめみたいなゆめ　ばかり語り目を閉じたまま
なにかのせい　だれかのせい　当り散らすしかせず
子ウサギ少年　欲をかいて吐き出すばかり
なにも持たず　だれも知らず　置いてけぼりを食らう


空白で満たしたお腹はお亡くなりまして
すったもんだも吐き出して　手のひらを白く染めるだけ終わるの


急いで引っ張り出した　極彩色の絵の具は
使う度に嫌いになっていく
欲しい色と何かが違ってる

ないものねだりの　駄々をこねる大きな子供
あれがほしい　これがほしい　動き出そうともせず
狼青年　嘘を吹いて見せ掛けばかり
あれができる　これができる　積もりだした後悔
たすけてとか　こわいよとか　振り返れば崖っぷち