真っ白なキャンバスに浮かべた扇情を描き殴る
(来たことない消失を)
何処かで待ち構えては排他

単純な正解を求め続けた僕らの世界は
(安泰の余地など)
端から存在なんてしなかった

救えないよきっと届かないよそっと
切り捨てた愛情の味も思い出せない
叶わないと言って許せないなその
瞼の裏に何を描くの?

どれだけ足掻いたって僕ら
見逃され続けた化け物
それだけ離したってきっと
貴方のようになれない

塞いでその爛れ切った
何処かにある傷口の行方をまだ探している

反対の方向に向かえば何かになれるような
(幼稚な言葉を)
並べてまた蝕み続けた

完全な感性はもう使い物にならなくなっていた
ただ暗く暗く明日に飲まれていく

正せないよきっと変われないとそっと
狂気じみた傘増しの感情はいらない
伝えたいと言ったあの言葉はなんだっけ
果てしない輪廻の喪失を見て

貴方へ離さないできっと
欲望に満ちた化け物
それさえ気づけないでこんな
理想郷を望んでいる

彼方でまた会えたらって
ゆめゆめ叶わない契りを
ここで結んでおこうか

救えないなきっと届かないとそっと
吐き捨てた何かを憎んだ言葉
僕は一体なんだっけ
見失ってきたんだ

「恍惚なる貴方へ」

笑って虚ろを好む
白昼に藻掻く僕らを
攫ってもうここはいいさ
何も産み落とせない

それだけただそれだけだった
まだ眩む世界を食らって飾って

許せないでいて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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恍惚なる貴方へ 歌詞

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投稿日:2024/01/08 05:04:49

文字数:607文字

カテゴリ:歌詞

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