あの夜。

KAITOが出かけたあの夜。

私は、後悔し続けた。

きっと、この後悔は私が生きている限り続くと思う。

哀れな戦い。残虐的な記憶。

嗚呼、思い出した。

発端。ミクラシア。

私と、KAITOの間に産まれた哀れな娘。


赦して、KAITO。

これも貴方の・・・あの娘のためだから。


「リン。」

近くにいた、仕人リンに声をかけた。

「ハイ。MEIKO王姫様」

機械音声。彼女の声は合成のみ。

「私の血を、吸いなさい。」

「・・・デモ、ソレハKAITO様ガ、一番嫌ッテイルコト。」

躊躇うのも、無理は無い。でも、今の私はこれしか選択肢が無かった。

「遺書は書いてある。これに書かれていることが全て真実。
私の件はこういうの。【私から直々に命令が出た】と。」

「・・・承知。」

一瞬躊躇って、彼女は吸った。そして、私は灰になった。。。

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AnotherMemory:Vampire’s Fight

MEIKOさん、自害しちゃいましたー。。。

閲覧数:168

投稿日:2009/05/26 19:09:03

文字数:386文字

カテゴリ:小説

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