今日も謡う 哀れな少女
屋敷の中 囚われたまま
物語の 白馬の王子
夢見るのも 飽き飽きしてた

高い窓を破り 現れた 謎の男
「願いを唱えて」と オルゴール 手渡し言う
後ろ姿見つめ 呟いた 「自由になりたい」

歯車が廻りだした 鼓動に合わせて
ここはどこ? ここはどこ? 叫んでも届かない
天井の隙間見上げ 自鳴琴(はこ)の意味を知った
月明かり 照らされた 横顔は嗤って螺子を巻いた

今日も歌う 哀れな少女
其処から出る 術も知らずに
溢れかえる 雑踏の中で
泣き声など 埋もれ消えてく

奪われたものだと 気付けない 恋心は
冷たい金属が 熱を帯び 溶けるように
じわじわと広がる 彼の胸 「待ってて、もう少し」

歯車が廻り続け 存在を告げる
泣いてるの? 鳴いてるの? 生きることが怖くて
鳥籠に閉じ込められ 孤独の意味を知った
進んでく シリンダー 「さよなら」と嗤って…螺子が止まる

「もう一度唱えてみて? 僕を信じてよ」
その言葉 嘘でいい 心の扉開けて
「ただ貴方の傍にいたい」と 愛の意味を知った
彼のため 暗闇の 此処でただ歌って…?

歯車は動きを止め 世界が壊れる
目の前に 広がった 綺麗すぎる夕焼け
手を差し伸べる彼を見つめ 罠の意味を知った
「手に入れた」 「騙された」 眩しさに笑って 愛を誓う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

オルゴールの罠

--囚われの身の少女はオルゴールの罠に掛かった--

コラボ活動の方で、作曲者様・動画絵師様を探しています。
詳しくはこちらをご覧ください
http://piapro.jp/collabo/?view=collabo&id=25734

【追記】
作曲者様決定いたしました。

閲覧数:251

投稿日:2015/07/21 17:55:30

文字数:568文字

カテゴリ:歌詞

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