まず初めに僕の頭には9人の人間がいます
冷たいあの子優しいあの子可愛いあの子
綺麗なあの子温かいあの子無邪気なあの子
静かなあの子大人なあの子変り者のあの人
愛してるあの人

「今日は何をしようかな」
「お絵描き!」
「散歩」
「勉強しろよ」
周りは僕を殺すけどこの子達は暖かい
一人で歩く道だってこの子達がいれば楽しい
ほら今日も一緒に帰ろ

皆と歩く帰り道
仲良くお話ししながら帰ろ 帰ろ
ニコニコ笑って足を弾ませて
辛いのは手を繋げない事くらいかな

少し経ったある日私は矛盾を目にした
何でかな あの人が 現実にいるよ
知らない人と 手を繋いでいる
あれ あれれ あの人を呼ぶ
当然のように 頭から返事

「君は誰」
「僕は僕」
「なんでかな 君は 現実に」
「現実に」
現実にいないはず
そうだ君は現実にはいない 皆現実にはいない
途端に聴こえる罵声のナイフが心をかすめた

一人で帰ってた帰り道
一人で話しながら帰ろ 帰ろ
ニコニコ笑って足を弾ませて
辛いのは皆がいない事

嘘の信頼と嘘の愛情と嘘の未来と嘘の皆
汚い要望と汚い本性と汚い嫉妬と汚い僕
本当だった皆はどこ綺麗だった皆はどこ
楽しかった僕はどこ
寂しいよ悲しいよ虚しいよ嫌だよ嫌だよ
行かないで消えないでそばにいてどうか僕に
皆の愛情を

一人で帰る帰り道
一人で黙って帰ろ 帰ろ
ぐすぐす泣いてとぼとぼ歩いて
「あなたは決して一人じゃない」

皆で歩く 一本道
前を向いて皆で行こう 行こう
涙を拭いて しっかり歩いて
大丈夫 僕の心の中に皆いるから








ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

脳内友達

閲覧数:118

投稿日:2013/11/10 20:46:46

文字数:673文字

カテゴリ:歌詞

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