誰が何を言おうとすべては泡のようで。
ふわり、
幻想の世界に浸ったそれは僕らと同じく憂いて漂う
僕に見えるものなどきっと万人には理解されないのだとしても
だからこれが夢や現なのだとは口論したくなくて
だって彼女は生きたんだ。
あの星の瞬きと共に、
僕らが妄想するすべての夢のように、
君の脳内に咲く幸せな花の大群と同じく、
ふつり、
消えてなくなってしまうけれども。
愛した事は嘘ではなくて
間違いだなんて思えずに
ただ音もたてずに現を逃れた
彼女は確かに美しかった。
君も見たかい
あの 虹色の、
小さく愚かなナニの生き様
それを
肯定するばかりの
そこは
戦場
「 夢 なら さめて 」?
おかしな話だ。
否定の上手な君たちが
僕らの泡を
(それが現を)
風で飛ばしたあの日から
だって、僕ら は。
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