䨮[ゆき]が泣き崩れた
影を付けた靴跡に
辭[ことば]塗り潰した
風が頬を掠[かす]める

月に掛かる暈[かさ]は
光ゆらりきらり
幼き手に舞う無垢[むく]の白
一涙[ひとなみ]を添えながら

華は染め行く萌ゆる彩[いろ]で
月虹[げっこう]浴びて咲き誇れ(と)
空に翳[かざ]した融[と]けはしない
想ひ込めた君を待つ星の下で


䨮環[ゆびわ]深く挿して
影を付けた藥指[くすりゆび]
希望[のぞみ]に溢[あふ]れてる
現在[いま]が過去を偲[しの]ばす

月に掛かる橋に
二人ゆらり座り
互いに永遠誓い合う
一片[ひとひら]を待ちながら

華を象[かたど]る萌ゆる愛は
月虹[げっこう]染めた艷姿[あですがた](よ)
永久[とわ]に瞬[またた]く解[と]けはしない
想ひ込めた君を待つ星の下で

夜明けまで
儚[はかな]く刻む
䨮融[ゆきど]けの針に怯え
一滴[ひとしずく]が
尽きるまで
君を待ち続けよう


風に靡[なび]いた淡い夢(は)
花一輪(を)挿したまま
䨮[ゆき]で焦がれた戀心[こいごころ](を)
月に映して(は)消えていく

明日を迎える白き霧(は)
月虹[げっこう]浴びて咲き誇る(と)
之[これ]に留[とど]めた独りきり(の)
珠玉[しゅぎょく]飾る華(が)待つ月暈[つきかさ]

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

䨮月華 (-月暈の下で-)

振り仮名以外の()内の文字は、出来るだけ音数減らして頂けるとテンポ良く歌えると思います。

旧字体を使用しています。

月暈とは、ある条件のみに観測出来る天体事象の和名です。英語だとmoonhaloと呼ばれてます。

各パートの頭に雪、月、華を使用しています。

大サビでは、たて読みで
風華雪月
明月之珠
となるようにしています。

閲覧数:688

投稿日:2016/10/15 14:07:53

文字数:553文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント4

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  • 歌詞設定作品1

  • やまぶどう

    やまぶどう

    ご意見・ご感想

    初めまして、やまぶどうと申します。ティンカーベルさんのこの歌詞がとても素敵で気になっておりましたので、楽曲がついたと聞きつけて飛んで参りました。優依さんの曲とはまた一味違う切ない深いメロディがついて、歌詞がより一層ひきたっててとてもカッコいい曲ですね!

    2016/11/09 21:50:50

  • ぺんすて

    ぺんすて

    使わせてもらいました

    こんにちは!

    メロディ書かせていただきましたのでご確認よろしくお願いします!

    2016/10/24 03:09:21

  • 優依

    優依

    ご意見・ご感想

    コメント改めて見させていただきましたが、たて読みまで考えていただき、すごく考えて作られているのが伝わってきました!今回は応募が多いので、選ぶのが心苦しいくらいです。しばし考えるお時間をいただけたらと思います(´▽`*)

    2016/10/02 00:06:06

  • 優依

    優依

    ご意見・ご感想

    歌詞のご応募ありがとうございます!曲のキーワードが沢山散りばめてあり、まさに雪月花という感じがいたしました(*^◯^*)また選考が決まりましたらご連絡させていただきます。

    2016/10/01 01:59:19

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