巡る巡る 季節愛して
変わる変わる 風を描いた
君の詩が また秋を呼んだ

揺れる揺れる 心虚しく
残る残る 温もり微か
別れ告げる 言葉なく消えた

もう戻らぬ時 届かぬ腕
悠久の契りも 泡沫の夢

指重ねた刹那に 浮かび消えるあの日の声
星にかけた願いの数だけ 赤く染まる紅葉

「時を渡り 在る藤袴」
君が残した詩 今も胸の中に


揺れる揺れる 稲穂の影と
残る残る 菊の香りに
君の笑顔 また少し霞む

巡る巡る 四季に戸惑い
変わる変わる 色を恨んだ
人の運命 逃れる術なく

恋焦がれる胸 飲み込む度
頬染める楓と 遠ざかる空

積み重ねた言葉に 誓い立てた変わらぬ愛
風に消えた記憶の数だけ 赤く染まる紅葉

「色の褪せぬ 桔梗のように」
君が詠む詩だけ 今は胸の中に


指さした 萩笑って
君が残した詩 ひとつ風に乗せた

指重ねた刹那に 浮かび消えるあの日の声
星にかけた願いの数だけ 赤く染まる紅葉

「時を渡り 在る藤袴」
君が残した詩 今も胸の中に

積み重ねた言葉に 誓い立てた変わらぬ愛
風に消えた記憶の数だけ 赤く染まる紅葉

「色の褪せぬ 桔梗のように」
君が残した詩 永遠に語り継ごう




めぐるめぐる きせつあいして
かわるかわる かぜをえがいた
きみのうたが またあきをよんだ

ゆれるゆれる こころむなしく
のこるのこる ぬくもりかすか
わかれつげる ことばなくきえた

もうもどらぬとき とどかぬうで
ゆうきゅうのちぎりも うたかたのゆめ

ゆびかさねたせつなに うかびきえるあのひのこえ
ほしにかけたねがいのかずだけ あかくそまるもみじ

ときをわたり あるふじばかま
きみがのこしたうた いまもむねのなかに


ゆれるゆれる いなほのかげと
のこるのこる きくのかおりに
きみのえがお またすこしかすむ

めぐるめぐる しきにとまどい
かわるかわる いろをうらんだ
ひとのさだめ のがれるすべなく

こいこがれるむね のみこむたび
ほおそめるかえでと とおざかるそら

つみかさねたことばに ちかいたてたかわらぬあい
かぜにきえたきおくのかずだけ あかくそまるもみじ

いろのあせぬ ききょうのように
きみがよむうただけ いまはむねのなかに


ゆびさした はぎわらって
きみがのこしたうた ひとつかぜにのせた

ゆびかさねたせつなに うかびきえるあのひのこえ
ほしにかけたねがいのかずだけ あかくそまるもみじ

ときをわたり あるふじばかま
きみがのこしたうた いまもむねのなかに

つみかさねたことばに ちかいたてたかわらぬあい
かぜにきえたきおくのかずだけ あかくそまるもみじ

いろのあせぬ ききょうのように
きみがのこしたうた とわにかたりつごう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ニ葉楓(ふたつばかえで)(仮)

テーマは「秋」「去る者は日々に疎し」。

「この季節が来る度に、
 また一つ君のことを忘れてしまっている私自身に気づきます。
 山を燃やす楓は、人の想い、記憶を奪ってその色を染めているのでしょう」

という詞です。


参考までに関連する花言葉をいくつか。

藤袴 ……「あの日を思い出す」
桔梗 ……「変わらぬ愛」
萩 ……「前向きな恋」

閲覧数:253

投稿日:2010/09/06 00:15:07

文字数:1,156文字

カテゴリ:歌詞

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  • つきのP(きつつきのわ

    つきのP(きつつきのわ

    ご意見・ご感想

    おはこんばんちわ。つきのPこと、きつつきのわです。

    このたびは歌詞のご応募、誠にありがとうございましたm(_ _)m
    悩みに悩んで選考した結果、めりー様の月夜の約束を採用させていただくこととなりました。

    めぐる季節、花言葉と恋。自然の移り変わる様子と巡る恋の様子が
    伝わってくる素敵な詩でした><
    今回は残念ながら採用という形にはなりませんでしたが、
    また歌詞を募集する予定ですので、機会があれば次回も是非よろしくお願いいたします!

    2010/09/15 22:14:27

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