[S]
雅(みやび)の桜が散りゆくわ
蝶が舞う如く 艶(あで)やかに

[A]
悠久を弄(もてあそ)ぶ
幾千の御魂(みたま)さえ
目を逸(そ)らせない風情の社(やしろ)
誰も知らぬ庭園(にわぞの)

[B]
盃の酒 口づけた
哀れな月に誘われて
紅(べに)さした蝶 舞い降りた
甘い蜜風(みつかぜ) 従えて

[S]
水面(みなも)を漂う儚さは
朧月(おぼろづき)さえも 魅了して
雅(みやび)の桜が散りゆくわ
蝶が舞う如く 艶(あで)やかに


[A]
つま先で弄(もてあそ)ぶ
広大な水鏡(みずかがみ)
打ち付けた静寂(しじま) 身を沈めて
誰も知らぬ水底(みなそこ)

[B]
震える命 口づけた
哀れな蝶に誘われて
薄れた月が差し出した
淡い光の 薄衣(うすごろも)

[S]
水面(みなも)を見上げた儚さは
有明の中で 微笑んだ
儚い命が散りゆくわ
露 落ちる如く 強(したた)かに


[S]
深底(みそこ)に沈んだ儚さは
差し込む光も 魅了した
雅(みやび)の桜が散りゆくわ
陽炎の中を 密(ひそ)やかに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

縁の端

テーマ『鏡花水月』

閲覧数:244

投稿日:2012/02/29 12:34:41

文字数:459文字

カテゴリ:歌詞

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