「偽物アイラビュー」


薄氷の繋ぐ木々の枝の網目　
優しく優しく深く閉ざされて
光乱反射　木霊の惑わす
誰の姿も　ろくに見えぬ森に生まれ育った
信じ難いほど純真無垢なキミ
不可侵領域
恋をしたボクは悪い魔女かな？
無害な詩人のつもりだったけど
純粋さゆえの強・防衛本能
いつも被害者の「ズルいキミ」

物語（オハナシ）で歌で繰り返す
偽物にされるボクのアイラビュー
つぶやく中でも君だけに
偽物にされるボクのアイラビュー
そうしてキミは恋をした
偽物にされるボクのアイラビュー
顔も本名も年齢も性別も何もわからないボクに


いつどこで何を知ったんだろう？
特に隠してたワケじゃないけど
決まった男性（ひと）がいるって知って
汚らわしいものみたいに見ていた？
ゲーム感覚　揶揄われてると？
決まった男性いたら恋しちゃいけない？
言っちゃいけないか…まあそうだよね
蔑まれても　なら仕方ない
規格外と知った？　ならただゴメン
キミのお姫様「いないから」

※
疑われたこと悲しくて
偽物にされたボクのアイラビュー
もう届かない？　シャットアウト？
偽物にされたボクのアイラビュー
※繰り返し


ともあれボクはキミを傷つけた
ホットミルクを飲んでおやすみ
目が覚めたのなら出掛けるといいよ
森（ここ）にもあるけど難しいから
理想は輝く雪の原に湧く
全く相手にされないだろうけど
おすすめは森の入口付近
今なら間に合うギリ規格内
ボクは愛しき日々　胸に抱いて
森の奥から「祈ってる」

本当はキミも知ってるね
本物だったとボクのアイラビュー
本気（ガチ）の恋だから強がった
偽物なんだとボクのアイラビュー
そう思っとくの許してね
騙した感じになって　ごめんなさい
夢のようだった　ありがとう
最後にもう１度キミへ「アイラビュー」

これからは心でキミへ…（アイラビュー）