A1
遠くで　澄ましている
得意な　誰かを見て
羨む　気持ち溢れた

聞いてよ　幼い頃
僕らも　彼処にいてさ
致命的な自分を
知らずにいた


B1
無作為に積まれた
読み手のないアルバム開(ひら)けば　きっと
笑い合う僕
愛しくて　痺れそうだ


S1
You make me tired!(ゆめみたいな)　この青空　思い寄せる　あの日の夢
最後列で　指くわえた　未成熟で　臆病な僕らは
さよなら告げる勇気も　虚勢も張れなくて
止(や)まない今を生きた



A2
走って　止まってまた
歩みを　進めてみて
居座る　ことだけ避けた

引いてよ　僕らの手を
認めて　僕らのことを
そんな異動希望も
書けないままで


（間奏）

B2
褪せて写る僕が
まだ小さく頼りのない手を　一所
懸命に伸ばす
その先に　気付いたんだ


S2
You make me tired!(ゆめみたいや)　この青空　響き渡る　あしたを行(ゆ)け
堤防沿いで　手招きする　不誠実な　僕らはもういない
さよなら告げる勇気が　陽光(ひかり)を導くよ
「素直な僕が好きだ」


以下ひらがな

A1
とおくで　すましている
とくいな　だれかをみて
うらやむ　きもちあふれた

きいてよ　おさないころ
ぼくらも　あそこにいてさ
ちめいてきなじぶ(ん)お
しらずにいた


B1
むさくいにつまれた
よみ　てのないアルバムひらけば　き(っ)と
わらいあうぼく
いとしくて　しびれそうだ


S1
ゆめみたいな　このあおぞら　おもいよせる　あのひのゆめ
さいこうれつで　ゆびくわえた　みせいじゅくで　おくびょうなぼくらわ
さよならつげるゆうきも　きょせいもはれなくて
やまないいまおいきた



A2
はしいて　とまあてまた
あゆみを　すすめてみて
いすわる　ことだけさけた

ひいてよ　ぼくらのてお
みとめて　ぼくらのことお
そ(ん)ないどおきぼおも
かけないままで

（間奏）

B2
あせてうつるぼくが
まだちいさくたよりのないてお　い(っ)しょ
けんめいにのばす
そのさきに　きずいたんだ


S2
ゆめみたいや　このあおぞら　ひびきわたる　あしたをゆけ
ていぼおぞいで　てまねきする　ふせいじつな　ぼくらわもおいない
さよならつげるゆうきが　ひかりおみちびくよ
すなおなぼくがすきだ