同じ制服をきた男の人は、私より年上っぽい感じがする…

透きとおった瞳をしていて思わず見とれてしまった

「そんなにじーっとみて僕の顔になんかついてる?
それとも見とれちゃった??」

「いやっ別にちがっ…!!!」

「なに照れてんのー笑 冗談、冗談!!」

馬鹿にしたように笑ってきた…
何かムカつくー!!!

「ムカつくだなんてひどいなぁ」

「えっ!! 今私…」

確かに声に出してなかったはずだけど…

「心が見えるんだよねー」

いや、そんなはずない!!
ただのまぐれなはず…

「さっき、君さ『透きとおった瞳をしていて思わず見と…』」

「もう、わかったから!!!」

まぐれじゃありませんでした…泣

「じゃあ、そろそろ時間だから行くよ?」

「あ、そうですか。さようなら。」

「いや、君も」

「…???」

意味が…わからない。

何で私まで一緒についていかなきゃならないの…
しかも、今日初めてあった人に…

もしかして…誘拐??

誘拐だったらどうしよう…
今すぐ逃げるべきかな…

それとも誤魔化すべき…??

「ほら、もたもたしてないで行くよ!!」

「いやっちょっと!!」

いきなり手を掴まれた

「暴れると危ないって!」

「離してー!!」

「今、手離したらどうなるかわかる?」

「えっ…??」

今までずっと焦ってて気づかなかったけど
いつの間にか周りは空だった

下を見ると学校が犬小屋ぐらいの大きさに見えた

「いやああああああああ」

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  • 非営利目的に限ります
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【1つだけの命】 第四章

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投稿日:2013/06/16 16:25:50

文字数:639文字

カテゴリ:小説

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