魔法があると思ってしまった
錆び付いた現実を投げ捨てて
手にできるものは全て満ちて
ありふれた幸せを撫でていたい

穴の開いたポケットにはもう
君からの手紙も落としていた
ついでに涙も消えてったから
軽い頭で夜空を見上げたよ

縋っていたのは誰しもが夢を見る
御伽噺のような不思議なチカラ
呪文を唱えたり使い魔手繰ったり
ゼロを認めたくないその一心で

悲しい雨は降らない
軋んだ時計が動き続けてる


魔法を持つと騙ってしまった
焦げ付いた真実を踏みにじり
目にしてるものは全て誉れ
なにげない笑顔だけ愛でていたい

底の割れたバケットにはもう
君への宝物くすんでいた
ついでに心も消えてったから
弱い気持ちで水底眺めたよ

願っていたのは誰しもが夢に見る
絵空事のような不思議なコトバ
修行を続けたり機械を操ったり
ゼロを信じたくないその一心で

苦しい音は鳴らない
疲れた模倣が回り続けてる


なくなったまま雪の結晶を両手に
目にするのが怖くて開けれなかった
体温が無くなれば良いって遊んでは
それでも消えてしまうのが悔しくて

最初からなければ信じなかったって
誰かのせいにする相手も消えていった
信じてもらう人も居ないのならいっそ
私に適うのは全てかそれとも無なのか

周りが当たり前に手にした魔法なのに
一つもない一つすら持てないどうして
夜は幾つ過ぎた?朝は何度刺した?
真意を偽るのが容易くなっただけ


魔法の泥を食らってしまった
染みついた残像を蹴り飛ばし
息してるものは全て絡み
あどけない唇に触れていたい

ここにいたらチケットはもう
君だけを確かに盗んでいた
ついでに叫びも轟いたから
眠い瞼で夢歌うたったよ

叶っていたのは誰しもが夢と消ゆ
噂話のような不思議なカケラ
鼓動を潰したり思考を彷徨ったり
ゼロに汚れたくないその一心で

待ってた君に会えない
砕けた昨日が笑い続けてる


縋っていたのは誰しもが夢を見る
御伽噺のような不思議なチカラ
呪文を唱えたり使い魔手繰ったり
ゼロを認めたくないその一心で

悲しい雨は降らない
軋んだ時計が動き続けてる

どんなに軋んで喚いていても
その針は止まらないまま

悲しい雨は降らない

悲しい雨は降らないんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

悲しい雨は降らない

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投稿日:2024/03/27 00:15:12

文字数:944文字

カテゴリ:歌詞

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