望んだ夜明けはまだ来なくて
飽きる程の朝を迎えた
止まった時間を覚えてるよ
君が言ったごめんねさえも
散らばる心を片付けても
どうしてだろ 終わらないんだ
決まって響いた夏の声が
僕を過去へ引きずり歩く
「ねぇねぇ 探し求めても無駄なのにね」
これ以上、優しい嘘と誤魔化すのはやめにして
戻れないから夏の終わりよ
二度と君を思い出すな
寄り添いあった影が笑えば
誰も何も邪魔できない
そんな風に思っていた
滲んだ花火に気を取られて
立ち尽くした夜の片隅
カランと鳴る下駄の音すらも
懐かしめるけど綺麗じゃない
「ねぇねぇ 急ぎすぎたら怪我をするよ」
あの日の祭囃子が微か耳に残っている
揺らぎはじめた夏の終わりよ
二度と僕を許さないで
1人きりだと楽でいいんだ
頬を伝う夢を捨てて
帰り道をただ歩いた
戻れないから夏の終わりよ
二度と君を思い出すな
寄り添いあった影が笑えば
誰も何も邪魔できない
揺らぎはじめた夏の終わりよ
二度と僕を許さないで
1人きりだと怖くなるのは
それはきっと君のせいさ
それはきっと夏のせいさ
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