嫋やか 優雅に
咲いてる花の
大輪に 埋もれてる
溢れている
誰も知らない 雑草
ありふれてる
輝く時は
永遠(とわ)にやって来ない
名もなき 草さえ
ただ愛おしく 感じる
摘まれていく者
僕じゃない 誰かさ
人知れず やがて
流してた
望んだ夢 涙
枯れていくだけ
羽ばたく 翼を
もがれたような
気力も尽きたまま
夜を終える
誰も知らない 野鳥
遥か遠く
輝く あの地
辿り着くはずだった
名もなき 鳥だよ
ただ狂おしく 横たわる
摘まれた跡 残る
僕に似合う シーツさ
人知れず 夢を
諦めていた
訪れてきた 朝を
静かに迎え
ご意見・ご感想