太陽の光を浴びる度に
自分の小ささを感じるなんて
悪趣味なことはやめようって
何度も言われてたのに

今だってそんなこと関係無く
太陽は燃え続けていて
永遠にも思える中で
一瞬にも感じる中で

亀が兎に許可を得て歩くわけじゃない
アキレスだって知らないんだきっと
辿り着かなきゃいけない場所なんてない
仰向けに寝転がったらそこがそれだ


恒星の光を指さす度に
自分の遅さを自覚するなんて
無意味なことはするなよって
今までも言われてたのに

今宵もそんなこと気にしないで
あの星は輝いていて
瞬きで見失いそうで
見つめても消えてそうで

サソリが巨人に恋をして空にいるんじゃない
仔ぐまだって知らないんだきっと
上り詰めなきゃいけない場所なんてない
うつ伏せに浮かんだらここがそれだ


簡単なアコガレは簡単なアキラメになって
光らない小惑星の欠片にすらならないなら
地面の上で小さく弾ける花火になって
誰にも知られずに焦げて流されるくらいの


ブラックホールの暗い闇に
自分の至らなさを痛感するなんて
無邪気なまねはよしとけよって
さっきも言われてたのに

此度もそんなこと関わらずに
この闇は蠢いていて
暗闇に吸い込まれそうで
心をねじ切ってくれそうで


明日燃え尽きる星に向かって
自分の方が長生きだったって
呆れた自慢をする日々に
誰も首をかしげなくなったのは

そしてその星は最後に云う
「それじゃお前は何を残した?」
返す言葉が見当たらないのは
苦虫が口中で這い回ってんだろ?


亀が兎に許可を得て歩くわけじゃない
アキレスだって知らないんだきっと

サソリが巨人に恋をして空にいるんじゃない
仔ぐまだって知らないんだきっと


単純なヒジョーシキは単純なドキドキになって
宿らない脳細胞の信号にすらならないなら
背筋の先で小さく跳ねるイデアになって
自分も知らずに溶けて広がってくくらいの

太陽の光は暖かい
星の光はキレイだ
浮かんだ笑みが答えで
正解は君だけが知ってる

だったらこの先ずっと一生満点だ

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  • 非営利目的に限ります

Perfectionism Surrender

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投稿日:2022/03/02 21:38:23

文字数:864文字

カテゴリ:歌詞

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