歩いてた錆びたレールの上　ああ　思えば長い道程
たくさんの嬉しかったこと　その両手の中に大切に抱えて

綻びた水色のセーター　雨の日も風の日も共に
たくさんの楽しかったこと　その記憶の中に大切に刻みながら


うららかな陽だまりの桜　海辺に築いた砂の城
いつの日も夢中で歩き続けていた　涙拭って描いた軌跡


ずっと永劫の時間（とき）を紡ぐ旅人よ　ひとときの安らぎを
そして精一杯の祈り捧げるよ　このぬくもりを君に

とめどなくありがとう


気が付けば誰もいなくなって　ああ　続くよ孤独な旅路
手に持ったりんごひとかじり　気ままなあの白い流浪の雲のように


装うように萌ゆる紅葉　六花に彩られた笑顔
いつの日も無邪気に走り続けていた　与太をとばしてたどった轍


やがて永遠にも似た旅路の果てに　あえかな静寂（しじま）に揺れる
そして終着駅に流れついたよ　さあ今逢いにゆくよ


あの日見た朝日を　あの時見せた涙を　決して忘れない
この心の中の宝箱に　ぎゅっと　そう　ぎゅっと　詰め込んで


ずっと永劫の時間（とき）を紡ぐ旅人よ　ひとときの安らぎを
そして精一杯の祈り捧げるよ　このぬくもりを君に

やがて永遠にも似た旅路の果てに　あえかな静寂（しじま）に揺れる
そして終着駅に流れついたよ　さあ今逢いにゆくよ

とめどなくありがとう