君と歩む世界が廻る
降り出す物はなんだろな
またまた廻る世界が廻る
暑さ寒さも乗り越えて


ポカポカ陽気の並木道
歩いた先に桜降り
手を繋いで君と歩くんだ
君の好きな季節だね

陽気な日差しは熱を帯び
移ろい変わって季節は進む
「もうそろそろ夏だよね」って 
先にどっちが言ったのかな?

暑いと呟く君のため
僕は何を出来たのかな?
何かしてあげたかったと
思うのは遅すぎて

変わる変わる季節は変わる
思い出は廻っていく
いつまでも忘れられない
僕は愚かかな?
消える消える記憶は消える
それでも僕は覚えている
忘れる事は無いんだねって
愚かに時間は過ぎる



紅葉が降る木々の間に
肌寒い風が吹く
手を擦る君の手を
恥ずかしながら繋いだね

木の葉は消えて白景色
雪が今日も吹いている
「今日も雪かきが大変ね」と
君は密かに呟いた

炬燵でぬくぬく
猫のように丸く
そんな君を見て
僕は何思う?
僕に巡る感情
移ろい行く現状
だけど僕はまだ
認めていない

変わる変わる事情は変わる
矛盾も虚言も無視をして
一番愚かなのは
僕だってわかっていながら
消える消える君が消える
その顔は美しかったけど
認めたくなくて涙流して
けれど現実は突きつける

あれから何年がたった?
僕はいくつになった?
周りは何が変わった?
今はどの季節かな?
窓から入った桜の花
春風に僕は気づいた
気づくのは遅かったけど
やっと現実が見えた

巡る巡る季節があった
その全てに君がいた
移ろい虚ろう君がいた
今は顔も思い出せる
けれどそれは辞めにしよう
僕も前に進もう
きっと遅いのだろうけど
君は笑ってくれるかな?

変わる変わる季節は変わる
思い出は廻っていく
いつまでも忘れられない
けれどもうやめにするよ
消える消える記憶は消える
それでも僕は覚えている
忘れたくは無いよって
春風に花束が揺れた

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虚ろい

思い出に縛られた人が前に進む話

移ろう季節の中で君は虚ろだった。

曲を付けてくださると凄く嬉しいです。
曲をつけるに至って、歌詞を変える必要がある場合、曲のイメージを損なわない程度には改変しても構いません。

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投稿日:2022/01/07 11:57:22

文字数:795文字

カテゴリ:歌詞

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