キボウのうた

雨の中で傘も差さずに 見上げる世界は モノクロームだけど
つらくたって もう大丈夫 明日は明るいお陽様照るよ
独りぼっちの部屋の中には 君との欠片も残ってはいないけど
ぽっかり空いた 胸の奥には それでも何かが詰まっているよ

君の後ろ姿を ただ見送るだけで
抗うこともできずに 二人別れた

あの日

夢を目指し 空を見上げていた君の横顔 胸に焼き付けて
僕も空を見上げ 慟哭を押し殺して
強く 強く 歩いていこう

進む道は水溜まりだらけで 何度も転んで 汚れてしまうけど
遠い彼方の雲の上には 丸い大きな虹が見えるよ


二人歩んでいく道は ずっと一緒の筈だった
こんな風に別れようとは 思わずにいた

あの日

空を覆い 世界に降りしきる雨は 全ての色を消し去って
僕の頬を伝い 惜別の涙の痕を
静かに 静かに 洗い流す


穏やかな時間は もう戻りはしないけど
それでも 君が笑えるように
僕は独りでも強く生きていくと決めたんだ

あの日

夢を残し 旅立っていった君の思いを 胸に抱き締めて
僕は明日を目指し 希望の花を握り締め
一歩ずつ 一歩ずつ 歩いていこう

だから大丈夫
僕は大丈夫
きっと大丈夫

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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キボウのうた

時はこの悲しみを癒してくれるのだろうか...

閲覧数:199

投稿日:2011/05/06 21:06:00

文字数:519文字

カテゴリ:歌詞

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