冬の舞台 静寂の時間
  幕が上がり始める──

  まぶしさが瞳を包み 世界を白く塗りかえて
  次第に見慣れた景色の色彩がひっそり浮かんでくる

  降雪の道を行き交う人々 硝子の中で見つめている
  いつか扉が開かれると 心の中で思っていた・・・

  水晶の涙が零れ落ち 叶わぬ夢を知った夜
  遠い永遠の流れに乗せて 動かぬ仮面をつけた表情

  心さえも閉じ込めて 胸の奥で泣いていた・・・

  イヴの街角 宝石の灯り
  艶やかな夜を招いて──

  凍りついた瞳に映る ゆがんだ背景の中で
  誰が為の幸せの歌 独りでに綴られてゆく

  いつしか夢の少女 硝子の前で見つめていた
  吹きかけた息で 曇りゆくその情景・・・

  水晶の仮面が崩れ落ち 安らぎを知り得た瞬間
  硝子越しの少女を見つめ 笑顔で応えた優しい表情

  真の幕が上がり始める──

  白い鐘を打つ 12時の時刻
  奏でだすその音色は 希望の未来
  到来の予感 ずっとどこかで浮かんでいる

  白い衣をまとい 解き放たれた幸福
  動き出すその感動は 胸の輝き
  心の奥 ずっとどこかで響いている

  夢の詩 ずっとどこかで口ずさんでいる・・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

硝子箱[show case]

閲覧数:96

投稿日:2009/07/11 00:42:15

文字数:530文字

カテゴリ:歌詞

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