日の沈んだベランダで 洗濯物を一人仕舞い込む
まだ夕日を浴びてる飛行機が 明日を下書きする
身も心も擦り減らし 溜め息ついても また気合込め
「しないよりマシ」と騙し騙しの 日々に思い馳せている

出口もなく 答えも見つからず 嫌というほどの無力を
嘆いてなお 世界の美しさを 性懲りもなく信じてる

誰に置いてかれぬように 秒針は今日も背中をつつく
地べたに融ける汗と涙が この世界を巡る
日常を今日も回すため 求められた一歯車だけど
心が指さす場所に 立つことをまだ諦めたくはない



投げ出したあとの身軽さよりも 重く遠いのを承知で
少しでも「今」を変える日のために 長い長い旅の途中

見飽きたはずの夜空でも 明けるその前は一際暗く
未だ姿を見せぬ暁(あけ)の日に 思いは募るけれど
きっといつか手にできる  希望に満ちた 明るい色で
この夜明け前の日々の記憶も 光で塗り潰せると

その時を迎えに行く
今は 夜明け前の日々

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夜明け前の日々

閲覧数:67

投稿日:2023/04/30 05:42:52

文字数:422文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました