「空の色は嘘なんだ」
君は笑う 儚く笑う
「うその色はいけないの?」
あの子が笑う 無邪気に笑う
僕らは嘘でできてる


目覚めた箱庭の中
一番初めの僕は
きらきら 綺麗な世界
小さなその中だけで
幸せだったのだけれど


伸ばしても届かない
終わりある蒼色は
いつの日か偽りと

気付いてしまった


「海の色はにせものだ」
君は泣いた 寂しく泣いた
「本物はどこにあるの?」
あの子も泣いた 駄々こね泣いた
僕らはまがい物だった


優しい掌の中
二番目子どもの僕に
世界はふわふわ甘い
お砂糖細工みたいで
心地良かったんだけれど


触れてみたら冷たい
透き通る藍色は
いつの日か作り物と

気づきたくなかった



「嘘の色は要らないよ」
「僕たちは必要ないの?」
 
涙すら偽りだった?


お終いの

壊れた青色の中
最後に目覚めた私
さらさら冷たい世界
真っ青な偽り塗れ
それでも大丈夫だよ


透き通る 君の声が
朗らかな あの子の声
いつの日か 本物へと

変わっていくから 

箱庭を越えて 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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群青ファイサリス

閲覧数:126

投稿日:2012/12/25 21:28:35

文字数:456文字

カテゴリ:歌詞

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