西の空に三日月が 隠れてしまいそうな夜
北へ向かうレールの上 ゆっくりと列車がゆく

床に置いた ラジオを鳴らした

あなたを待つこの部屋は 静かすぎる海のようで
いつも少しこわくなる 背中を丸めて泣くのをこらえる

やけに明るい声で 歌いだすラブソング
わたしはその音の羅列を とおくに聴いてる


西の空に三日月を 追いかけるように並んで
鳥の群れが弧を描き 森の影に沈んでく

まちの灯が ぼんやり届いた

あなたのいない世界を 想像して眩暈がした
きっとわたしの時間は あなたに出会ってまわりはじめたの

夜のにおいが溶けた 風が髪を揺らす
わたしは迷子のような声で あなたを呼ぶんだ


空はいつしか満天の星 まるで降りそそぐように


あなたを待つこの部屋は 静かすぎる海のようで
溺れそうに眠るだけ 背中を丸めて夜をやり過ごす

はやく会いたいなんて 言えはしないけれど
願うことくらいはいいかな あなたに届くように


◇◆◇◆◇ かな ◆◇◆◇◆


にしのそらにみかづきが かくれてしまいそなよる
きたえむかう(レー)ルのうえ ゆうくりとれえしゃがゆく

ゆかにおいた らじおをならした

あなたをまつこのへやわ しずかすぎるうみの(よお)で
いつもすこしこわくなる せなかを まるめて なくのをこらえる

やけにあかるいこえで うたいだすラブソ(オング)
わたしわそのおとのられつを とおくに きいいてる


にしのそらにみかづきを おいかけるよにならんで
とりのむれがこをえがき もりのかげにしずんでく

まちのひいが ぼんやりとどいた

あなたのいないせかいを そお(ぞお)してめまいがした
きいとわたしのじかんわ あなたに でああて まわりはじめたの

よるのにおいがとけた かぜがかみをゆらす
わたしわまいごのよなこえで あなたを よぶうんだ


そらわいつしか まんてんのほし まるでふりそそぐよおに


あなたをまつこのへやわ しずかすぎるうみの(よお)で
おぼれそおにねむるだけ せなかを まるめて よるをやりすごす

はやくあいたいなんて いえわしないけれど
ねがうことくらいわいいかな あなたに とどくよに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【応募用】星降る夜のセレナーデ

あなたに届くように。


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■( )は一音で数えているところです。
あくまでも作詞をしたときのイメージです。

歌詞の改変等はご相談ください。

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投稿日:2024/04/19 07:33:30

文字数:923文字

カテゴリ:歌詞

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