月光(つきあかり)射し込む部屋にひとりの少女
寂しそうに佇み 今宵も泣いていた
「一人は好き だけど 独りは嫌い」
そう呟いた声は静寂に掻き消され
古びた時計の針の音だけが響いてる

鏡の前に立てば もうひとりの自分
返事をするはずもないのに問いかける
− 私ハ貴女、貴女ハ私、私ッテ誰？ −
それが呪文となり封印が解けてしまう

純粋な瞳　Strawberry
壊れた心臓(こころ)の欠片を重ねて
失くさないように匣(ケース)に入れた
紅(あか)くて綺麗な宝石(ジュエル)みたいなのに
闇に染まった　Blackberry

暗闇に浮かんだ灯(あかり) 蝋燭の火が
風に揺られユラユラ 今宵は満月(フルムーン)
" 融合セヨ！ 汝、我ガ身ノ元ニ！ "
そう言い放った言葉 魔術書に記憶され
眩い光が溢れて瞼も開けれない

鏡の前に立てば もう貴女は居ない
孤独な日々 耐え切れなくて生み出した
− 光ハ影ニ、影ハ光ニ、夢ノ幻影(まぼろし) −
そして刻印(サイン)をして契約を結びましょう

甘美たる涙　Blueberry
溶けてく心臓(こころ)の滴を集めて
零れないように小瓶に詰めた
紅くて綺麗な血(ブラッド)みたいなのに
大地落ちたら　Blackberry

永遠に続く運命さえ知らず
Raspberry　貴女と共に...

虚無感を癒す　Cranberry
千切れた心臓(こころ)の傷口塞いで
開かないように繋げて縫った
紅くて綺麗な薔薇(ローズ)みたいなのに
残る傷跡　Blackberry