『完全燃焼』
凛と(きら)煌めく命の炎
うごめく風に揺られ
なびきながらも原型をとどめる
時に青く時に赤く
色を変えて燃え続ける
小さくもなく大きくもない
その姿は煌(きら)びやかで美しい
周りの温度にも耐え冷炎に燃え続ける
時に色あせた火のように静かに身を潜め
時に烈々たる火炎の如く燃やし尽くす
悪路神(あくろじん)の火のように雨を味方につけ
雷に撃たれた火のごとく爆炎に身を包め
水の中で燃えることの出来る神火となれ
どんな炎にも終幕はある
蝋(ろう)に灯った火のように儚く散るか
松明(たいまつ)に灯った炎のように激しく燃えて灰になるか
千差万別(せんさばんべつ)それゆえにこそ
夜空で燃える花火のように儚く美しい
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