【パレオパラドキシアの憂鬱】



【A1】
「中途半端」「取柄もない」お決まりボクに付くタグだ
本気の恋 そんな気持ち 捨てたいとさえ思った

ボクは嫌い ボクが嫌い 笑顔がすごく苦手だ
俯いた つま先ぽつり 濡らしてゆく


【B1】
斜め後ろ姿 見つめてた
憧れてたあの子に何ひとつ言えず仕舞い
溺れ沈む魚 憐れむか
告白未遂 この罪状 どんな監獄な思春期


【S1】
雨、雨、止まない
アスファルトを打つ 憂鬱
何故、何故、消えない
残響の叫びが 耳を穿つ




【A2】
展示ケース閉じ込められた 剥製みたいな心
ガラスの眼に 映るキミは どこまでも輝いてた

頑な殻 卑屈な罠 張り巡らせた 壁で
シェルターに逃げ込んだのは ボク自身だ


【B2】
パレオパラドキシア 教えてよ
お前のいた時代にも ボクみたいのはいたの?
一生日陰の花 散りぬれば
恋愛未満 この感傷 イヌの餌にさえならない


【S2】
雨、雨、止まない
空に絞り出す 嗚咽が
何故、何故、消せない
残像の孤独に 喉を縊る




【B3】
虚数解でしたと 笑えれば
玉砕して 次の恋に 傷口塞ぐのに
純粋培養の空回り
感情理論 矛盾だらけ そんななけなしの純情


【S3】
雨、雨、止まない
アスファルトを打つ 憂鬱
雨、雨、止まない
なあ、ボクの代わりに泣いているの?





※読み方

俯いた=うつむいた  仕舞い=じまい  溺れ=おぼれ  憐れむ=あわれむ
告白未遂=こくはくみすい  罪状=ざいじょう  監獄=かんごく
穿つ=うがつ  剥製=はくせい  頑な殻=かたくなから
卑屈=ひくつ  壁=バリア  嗚咽=おえつ
喉=のど   縊る=くびる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

パレオパラドキシアの憂鬱

コラボ用

閲覧数:290

投稿日:2014/12/02 00:49:17

文字数:725文字

カテゴリ:歌詞

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