弱音を人に吐いていいと
教わらなかったから
「君は強いね」と言われる
それに今までに吐いたことがないので
吐き方がよく、分からない
赤ちゃんが歩き方を知らずに大人になった時と同じで
俺にはできないんだ
でも今日はそんな俺が
全てを吐いてみる
実は俺は自分をこう思っている

俺は知能障害者
他人の気持ちも分からなければ
自分の気持ちさえ分からない
難しいことは何も分からない
ただそこにりんごがあれば
それをりんごと言うだけだ
そのくせ人に嫌われたり
冷たくされると腹が立つ
けちでいやしい人間だ
無知でずるくて臆病で

そんな自分をさらけ出すのは嫌だから
結局自分の全てを隠す
全て、隠さなきゃ、駄目なんだ
だって俺の全てがそうだから

人は他人の弱音を聞いても
嬉しい気持ちになることはない
俺は人が喜ばないことはしない
だからこの歌は
一人で歌うんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ひとり

2013/6

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投稿日:2020/07/28 08:54:03

文字数:378文字

カテゴリ:歌詞

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