Minerva
ある朝に目覚めれば また始まる「そんな日には……！」
そっと コーヒーでも淹れよう
吉日を感じては チョコを以って駄弁りながら
少し 冷めるのを待ってみて
「あぁ、何時も、何時ものように接して。」
「そう、バレない、バレないように隠せ。」
「さぁ、見せて、見せて、その手のカーネーションを」
「ねぇ、どうか、喜んで？」
日が当たれば また眩しもうよ
何時の間に埃散り 何時ものように綺麗にして
一切 疲れを見せないアナタ
それを鑑みはして それで自信過剰になって
結局 任せきりに戻って
「もう、いいわ、いいわ。」そう言ってハグして
「ねぇ、少し、少しは休んでよ。」
「あぁ、ワタシ、ワタシに何かできる？」
「そう、もういい。」離れては
傍目に見て 涙が伝って
「……もう。」毎夜、毎夜毛布を掛けて
「……あぁ。」そのさ、その寝顔が見たくて
「……どう？」心地、心地良く眠って
「……さぁ。」そろそろ代わって
光が差して 起きて
「また出掛けたいな、二人でさ。」
00:00 / 03:55
【オリジナル曲】Minerva(instrumental)
――とある時代のとある館に、とある貴族の娘と専属のメイドが居た。特に二人の間に何かあるわけでもなく、そこらに居るような飼い主と従者の関係のそれだった。……ある日、娘は口煩く感じていたメイドを黙らせるために「たまには休んで。」と言った。
どうも、こんにちは。Alice in 霊脈♪と申します。
今回は貴族の娘が専属のメイドの本末転倒なお話です。
因みに今回で六作品目になるわけですけど既に三作品目に精神的百合要素がある曲作ってるんすよね。()
・ジャケット(piapro)
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