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――――――――――――――Luka....――――――――――――――
―――I'm"VOCALOID2-Character.Vocal.Series.03-LukaMegurine"
―――Who are you? Where am I? And...
――――――why am I here?


―――――。

 私は、横たわっていた……。
 誰かに、呼ばれた気がした……。
 頭の上には、デジタル時計が光っていた……。
 2010/01/30 06:09を示している。

 コンコン…。ドアが叩かれた。こんな早くに、一体、誰だろう?
「ルカ姉、起きてる?」
あの、澄んだ優しい声は…、ミクちゃんだ。
「どうぞ。」
 ……けど、扉があかない…………。
「…どうしたの?ミクちゃん。」
「……カギ……掛かってるんですけど……。」
「あっ!!」
 忘れてた……。
 急いで、ドアのほうに向かって、カギを外し、ドアを開ける。
「ごめん!すっかり忘れてた。」
 と、言うと、ミクちゃんは、ほっぺを膨らませていた。
「も~っ、朝から大丈夫?」
「逆に、寝起きなんだもの。頭が回らなかっただけよ。」
「まったく、ルカ姉ったら…。」
 と言いつつ、二人揃って笑っていた。

「ところで、こんな土曜の朝早くにどうしたの?」
 ミクちゃんを部屋に入れ、一段落してから聞いてみた。ミクちゃんは、ニコニコしていた。
「いやぁ~、愚問ですけど……今日は、何の日でしょう?」
 それ、本当に愚問ね。と言いつつ、答えようかどうか、迷っていた。
「それは、私の口から答えることじゃないでしょ。」
 迷った果てに、no comment(ノーコメント)を選んだ。
 フフッ…。ミクちゃんらしい笑い方だ。普段からおしとやかなミクちゃん。
「そうよね~。そうですよね~。Luka who greeted the first anniversary.」
「えっ!?」
 分かったことは分かったんだけど、そこを英語で言われるとは思ってなかった。
「ミクちゃん、すごいじゃない!」
「頑張って練習しちゃった。テヘッ☆」
 と、少し舌を出して、照れている。
(ちなみに、さっきミクちゃんが言ったのは、[一周年を迎えたルカさん。]って意味)
「…で、今日は、どうする?」
「えっ?」
 そういえば……、
「今日は、みんな休みだよね。」
 うん。首を縦に振っている。
「どうしようかな~ぁ。」


 それから、どうしても決めきれなくて…(ミクちゃんに、「控えめだもんね。」って突っ込まれた…。)インターネットであっちこっち調べてみようってことになって、調べてみたけど……。

 いつの間にやら、時計は07時半を示していた。
「そろそろ、お腹空かない?」
 こう切り出したのは、ミクちゃんだった。
「うん…、そうね。」
「リビング、行ってみよっ!」
「うん。」
 と、リビングに行ってみると、がくぽさんが、朝ご飯を作ってくれていた。
「おはよう、がくぽさん。」
「おはよう、がっくん。」(←もちろん、ミクちゃんね。)
 ……………。
「おはよう、ミクちゃんと……姫君。」
「え……っ」
 ひっ、ひめぎみ!?誰のことなの?
 首を振り振り、姫君を探してた。姫君が、
「冗談でござるよ、ルカ。」
 ハッピーバースディ。
「えっ……Thanks.」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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【ルカ誕生祭2010】 これから生まれてくる「歌」たちへ……。前編

お久しぶりです、1か月ぶりです。ボカロ歴10ヶ月30日の霧田です。

ちゃっかり、自分がボカロに興味を持ち始めたころには既にルカさんもいたんですが、まだ1年めだったんですね。

ところで…英語という名の境界線は存在しなかったはずなんですけど……、書き始めたからには仕方がない……。
いっそのことボカロ共通語=日本語でおk。(←ダメだろ…。)

もちろん、これで終わりではないのです。

閲覧数:163

投稿日:2010/01/30 08:21:11

文字数:1,437文字

カテゴリ:小説

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