A

彼女は決して歌わない
眼窩から溢れる青い 冷たい炎
光に沿って揺れる たおやかな髪だけが
ずっと 歌っている 歌っている

B

人は祝う 傷だらけの旅路を
私には見える 君がかけたヴェール
今は おやすみ

S

君が求めた世界が 君が欲した言葉が
ここにないなら 抱きしめてあげよう
ふくよかな海のように
息を継いで そして眩しい朝

A

旅立つことはもうしないで
昨日見た夢がテレビに映るような日に
二人はいっそのこと それを描いた 天井に
ずっと 歌っている 歌っている

B

みな忘れる 君がいたことさえも
世界を用意して 二人だけの そうさ
ずっと おやすみ

S(')

欠けた鋼の剣も 錆になった残酷も
ここにあるから 二人占めをしよう
君が生きた記憶ぜんぶ
灯を壊して 次の夢を見る

SS

君が求めた世界が 君が欲した言葉が
ここにないなら 抱きしめてあげよう
ふくよかな海のように
息を継いで そして眩しい朝

Outro.

始発の汽笛が鳴る
誰も乗っていない車両が動きだす
青く沈む街 静寂に
ふたつの呼吸だけが あった

~~~
読み
()=一音節、<>=先出し

かのじょはけして うたわない 7/5
がんかから こぼれるあおい 5/7
つめたいほのお 7
ひかりにそってゆれる 9
たおやかなかみだけが 10
ずっと うたっている うたっている 3/6/6

ひとわいわう きずだらけのたびじを 6/10
わたしにはみえる きみがかけたべーる (3/5)/9
いまわ おやすみ 3/4

きみがもとめたせかいが 11
きみがほっしたことばが 11
ここにないなら だきしめてあげよう 7/9
ふくよかな うみのように 5/6
いきをついで そして まぶ(しい)あさ 6/3/5

たびだつことわ もうし(ない)で 7/5
きのうみた ゆめがてれびに 5/7
うつる(よう)なひに  7
ふたりわいっそのこと 9
<そ>れをかいたてんじょおに 1+10
ずっと うたっている うたっている 3/6/6

みなわすれる きみがいたことさえも 6/10
せかいをよういして ふたりだけのそうさ (4/5)/9
ずっと おやすみ 3/4

かけたはがねのつるぎも 11
さびになったざんこくも 11
ここにあるから ふたりじめをしよう 7/9
きみがいきた きおくぜんぶ  6/6
ひをこわして つぎの ゆめをみる

きみがもとめたせかいが 11
きみがほっしたことばが 11
ここにないなら だきしめてあげよう 7/9
ふくよかな うみのように 5/6
いきをついで そして まぶ(しい)あさ 6/3/5

しはつのきてきがなる 10
だれものっていない しゃりょうがうごきだす 9/9
あおくしずむまち しじまに 8/4
ふたつのこきゅうだけが あった 10/3

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

抱きしめてあげよう

S(')はサビ・落ちサビどちらとして扱っていただいても構わないということです。
その他表記と読みが異なる箇所がございますので、作曲の際は読みの方も合わせてご覧いただけると幸いです。

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投稿日:2021/08/09 23:19:26

文字数:1,201文字

カテゴリ:歌詞

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