あの日に多分何かなくしたんだ
名前はないけど必要なはずのもの
夏前の穏やかな春の終わりに
先に終わりを告げたのはあなただった


もう少し一緒にいてよ
私だけあのアスファルトの上に制服のまま置いていかれたの
一生進まないあの乾いた晴れの日
にじんだローファーが履きなれないし


今動いてるのは私であって私じゃない
時間が過ぎれば解決できるなんて嘘だ
景色は進んでも私は何ひとつ変わらない
私がこの世で一番不幸なのお願いだから比べないで
励まさないで



もっと一緒にいてよ
どこにいても何をしてても暗闇はついてくる
思い出す
通り過ぎていくどんなものにも私は救えない
私だけ未完成のまま置いていかれたの
一生晴れてる乾いた夏の日
今でもはっきり覚えてる
静かで冷たい白い廊下


寂しくなったらどうすればいいの
誰も教えてくれないけど教えられないんだよね
誰も知らないから
逃げたらいいなんて嘘
暗闇は私についてくる
この花は一体誰のため
あの煙はどこに行くの



あの日に多分何かなくしたんだ
名前はないけど必要なはずのもの
夏前の穏やかな春の終わりに
先に終わりを告げたのはあなただった

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

Fineral

閲覧数:56

投稿日:2024/02/26 00:01:24

文字数:498文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました