小さな頃に歌ったひとフレーズがいつの間に
振り返るとそばで笑って並んで歩いてたんだ
ずっと見てたって嬉しいときも寂しいときも
届かなくてもそこにいて微笑んでは慰めて

だから気付いてくれて嬉しかったって
謝らなくて良いからそう思うなら歌ってって
遠い街に投げた紙飛行機の返事がくるように
遠い海に預けた小瓶の手紙が返ってくるように


いつからか忘れていたひとフレーズが零れて
気が付くと僕の手を繋いで体を預けてたんだ
ずっと撫でてたって出来たときも失敗しても
意識されなくてもここにいて寂しくても耐えてて

だから歌声が聞けて嬉しかったって
悔やまなくて良いからそう思うなら踊ってって
遠い国に宛てたラブレターの返事がくるように
遠い星の向こうに送った光が返ってくるように


音を辿るごとに跳ねるように笑うんだね
「あの頃の君と同じでしょ」ってニコニコして
涙を堰き止めるように手を繋いでくれるね
「今なら力になれる?」って覗き込んで

刻まれた音が離れることは二度と無くて
小さく折りたたまれて頭の中に眠ってる
いつかそっと吹いた風でめくられたその時に
開いたページから漂った音色が響きだした


いつまでも消えていたひとフレーズが溢れて
まぶたを開けたら涙の向こう側で待ってた
ずっと奏でていた見上げるときも俯くときも
想われずとも寄り添って小さなエール送って

だからメロディに会えて愛おしかったって
堪えなくて良いからそう思うなら轟かせて
遠い遠い時間を超えた再会に安らぐように
遠く遠く離れた僕たちが一瞬で繋がるように


楽しそうに跳ねる足跡に気付いたのなら
僕らに躊躇う理由はもう無いんだね


喜びを響かせたらいつだってその日が
笑顔を奏でる素敵なAnniversary

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

小節記念日

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投稿日:2022/01/23 20:38:51

文字数:745文字

カテゴリ:歌詞

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