一息ついて肩を下ろしふと目を閉じると
そのフィールドはまるで自由な草原だった
必要なものが何もかも準備されていて
僕を待っていたかのように君は微笑んでいた
線を引かなくちゃって毎日焦ってたんだ
色分けの線や区別するための線に切り取り線
上手に線を引くことが自分の誇りだった
画用紙は黒い線だった物で埋まっていく
もう上手なのか下手なのかも分からなくなって
色んな人が褒めたり貶したりするんだけど
僕には自分が何をしたのかも分からなかった
みんなが訳知り顔で真っ黒な画用紙を睨んで
「お目が高い」なんて必死になっちゃってさ
プライドのまま真っ黒な何かが取引される
それがもう何か僕は分からないって言うのに
色の無くなった僕に現れたのが君だったんだ
深い森に垂れるツタみたいな緑色が風に揺れて
軽やかな笑顔は二進法とはまったく無縁に見えた
「これは夜?」ってそれだけ呟いて消えた
そしてこう考えた「じゃぁ朝を迎えに行かないと」
朝靄の中で道の向こう側も見えないくらいなのに
強烈な朝日が何もかもを浮かび上がらせていく
泥と砂でできた今までの歪で猥雑な滑稽さも
確かな物が何一つ無いでもとても楽しそうな道も
そして進んで行くとそれは道ですら無かった
足跡ひとつない草原の海で風が波を立てている
こここそが新しい僕たちの画用紙だって
草原の向こうで君が振り返って微笑んだのを見た
緑色の波間に溶け込むようにさ
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