桜散りゆく季節になり
ひらひらと落ちる花弁に はかなさを見る
彼(かの)人も今 この時に
この情景を見ているのだろうか

桜吹雪 今この時の
この情景のこの場所に
彼人を この場所に さらってきてはくれないだろうか

薄暗い空 淡いピンクの花びら
はらはら舞い落ちる花弁
時に風が吹き
花弁の落ちる音が聞こえる

次第に花弁もなくなり
花絨毯が下に広がる
淡いピンクの 花絨毯
そっと佇む彼人の
その姿を見れるのならば
私は何も言わず 何も言えず
ただ頬を伝うものは 涙
唇からこぼれるは 吐息

そっと差し出される手に
ためらいなく手を添えることができたなら
私の頬を伝う涙も
拭(ぬぐ)ってもらうことができるのだろうか
こぼれた吐息も 奪い取ってもらうことができるのだろうか

桜散り 花絨毯
桜色の地面の上
佇む二人
声もなく
眼で 語り
肌で 感じる

彼人の優しい手
彼人の温かい声

桜はもうない
残るのは花絨毯・・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

終わり桜

ナイスの妄想のもとに思い描いた文面になります。曲をつけてくださるとうれしいですが、歌詞自体短いので、どちらかというと、自己満に近いです。
歌詞の内容から和系になります。

閲覧数:94

投稿日:2011/05/03 10:36:16

文字数:418文字

カテゴリ:歌詞

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