『福音聖女とミライテロリズム』

１．
ミライ悪性　シザーフェイス　僕はヒーローアレルギー
低身低頭アンチノミー　さあ、行こうか
令和侵撃　キラーフェイズ　君の信仰トポロジー
勧善懲悪依存症　涙と五月雨

再生が切り裂いた　
海から凪いだ聲（こえ）　白夜に去るPolar
涸れ果てた言葉を
錆びたナイフごと　インクに染めてコードを刻んだ
生（せい）と声（せい）を

2.
ミライ革命　倫理火炙り　正義のロボトミー
人類悪でも背負って　ただ、悲愴か？
嫉妬風味の蛇座のアップル　賛歌とアイロニ
半世紀後に託した　恋慕と凍玻璃（いてはり）

星彩が灼け散った
空から消えた色　極夜（きょくや）に舞うDiva
涸れ果てた言葉よ
濡れた瞳より　極彩色の甘雨に溶けた

傷だらけカルマ　心象化膿
愛から失踪、過去
わたし明日も待つから生きるから
忘れて、現（うつつ）のボク　さよなら、虚ろのキミ
生まれた贋作（レプリカ）たちの往く先へ
来迎（らいごう）　ミライ

快晴が覚め啼いた
渾沌（カオス）が呻く星　終夜（しゅうや）に行くLoser
咲き誇る言葉を
終焉のロキとヨハネの絶唱　アンジュにフィナーレ

灰かぶれ悪魔　真相無想
愛から浸透、現在（いま）
僕ら明日も発つから生きるから
許して、原罪の母　さよなら、有罪の虚無
生まれた不明者（アンノウン）たちは生の先へ

ヒカリを辿ったリンカーネイション
再訪　未来